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金剛宝戒寺 大日堂 改修

所在地

大分県大分市上野丘

発注者
金剛宝戒寺 様
構造・規模
木造 平屋建
実績紹介
JR久大本線の古国府(ふるごう)駅から北に入った上野ヶ丘墓地公園の下に金剛宝戒寺が建っている。高野山真言宗の寺で 神亀4年(727)僧行基が聖武天皇の勅命により、荏隈(えのくま)郷(市内古国府)に一宇を建立したのが創建であると言われている。 さらに鎌倉時代の徳治2年(1307)大友氏六代真宗が奈良西大寺の幸尊を請じて、中興開山とし寺基を今の上野台に移した。 全盛時には広大な寺領に60余りの僧房や大伽藍(だいがらん)があったと伝えられており、大分の名刹(めいさつ)のひとつである。
今は大日堂、山門、本堂などのわずかな建屋があるだけであるが、入口近くには4?5本の六地蔵石などが立っており、 往時の面影をしのぶことができる。
また、鎌倉時代の後期、文保2年(1318)に運慶の系統と引く康俊(こうしゅん)によって造られた、高さ303.8cmの九州最大の仏像 「木造大日如来坐像」があり国指定重要文化財になっている。(大日堂に納められている)
その他県指定重要文化財である「木造不動明王坐像」や「木造釈迦如来立像」などがある。