大分トラピスト修道院
- 所在地
大分県速見郡日出町大字南畑3350-7
- 発注者
- 宗教法人 トラピスト修道院 様
- 構造・規模
- 鉄筋コンクリート造 2階建
- 実績紹介
- 別府湾を一望する丘の上にあるトラピスト修道院はローマ・カトリック教会に属し、『厳律シトー会・お告げの聖母修道院』が教会法上の正式名称である。シトー会は十一世紀にフランスで始められた聖ベネディクトの戒律を遵守する観想修道会で、聖ベルナルドによって目ざましい発展を遂げ、十二世紀?十三世紀には全ヨーロッパに約1800の修道院があったと言われている。十七世紀になってトラップ修道院で改革があり、「トラピスト」の名称ができた。
大分県・日出町に修道院が創立されたのは、1980年(昭和55年)7月11日、聖ベネディクトの祝日でした。七名の修道士が北海道のトラピスト修道院から派遣され、キリストの福音的勧告と聖ベネディクトの戒律のもとに、すべての人々の救いと平和のために「祈り・働け」の修道生活を送っている。
この日出町は日本に最初にキリスト教を伝えた聖フランシスコ・ザヴィエルが上陸した地として知られ、長崎と同様、日本のキリスト教の歴史の上で重要な地です。修道士の一日は早暁から始まり、「祈り」と「労働」が調和よく配置されている。
担当者コメント
着任時は造成したばかりで電気・水道もなく、現地に池を掘り工事用水に利用しました。また非常に寒く -16度以下(これ以上測定不可能)を記録したこともあり、コンクリートの凍結防止に苦慮しました。完成後7名の修道士の方が北海道から引っ越してこられました。
佐伯建設 社寺部 宮田津義