由布院温泉 亀の井別荘 公式サイト:http://www.kamenoi-bessou.jp/ 〒579-5198 アクセス |
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1993年~95年にかけて亀の井別荘の改築、本館新築に携わったのが佐伯建設建築工事部の田原部長です。建設当時のことを中心にインタビューを行いました。
Q.亀の井別荘の建設当時、特に印象にのこったことは何ですか?
もう20年近く前になりますが、とにかくハードルが高く、難しい建設現場でした。本館新築に際しては「新築だけど新築らしさを抑える」というお題がありました。由布院の趣を大事にされる亀の井別荘さんの理想に応えるため設計事務所さん、工事に協力いただいた業者さんと共に切磋琢磨しながら取り組みましたね。
Q.特に見ていただきたいポイントはありますか?
そうですね。特に苦労したのは茅葺の屋根ですかね。時間が経ち味わいを増してきているかと思います。お施主様、設計事務所さんのこだわりがあり、趣のある屋根ではありますが、実は非常に難しい施工でした。大分はもちろん、福岡や佐賀の宮大工さんにもご協力いただき、完成したものです。
それと、お施主様と設計事務所さんからの指定で使用することになった意匠のある外国製の瓦やタイルも見ていただきたいと思います。なかなかお目にかかれない、特徴のある材料でした。
この物件の設計ほど、部材や細部にいたるまでこだわりのある物件は初めての経験でした。私自身、多くのことを学ばせていただき、その後の工事物件でも応用させていただくことが多かったように思います。
Q.今や大分を、日本を代表する旅館とも言える亀の井別荘ですが、20年近く前の建設現場にも多くの有名人がいらしていたとか。
そうですね。本館の新築当時も旅館の営業はされていましたね。テレビで見たことがある俳優さんが建設現場を興味深そうに眺めており、びっくりした記憶があります。
あと、情報番組の取材とかもありましたね。カメラが回っているときは工事現場の音を出さないように配慮しました。短いシーンの撮影でも、自然の移ろいや旅館の良さを撮影するのには時間がかかるようでした。
Q.そんなエピソードもあったんですね。
あと、思い出深いのが、工事期間中の昼食時に、何度か作業員全員に、亀の井別荘さんによる豚汁や鯉こくをご馳走になりました。素朴な味わいで美味しかったこと、女将さんをはじめ、スタッフ皆様のおもてなしの深さをつい昨日のことのように覚えています。
どなたが泊まっても温かいおもてなしで、きっと由布院で素晴らしいひとときを満喫できる、そんな旅館が亀の井別荘だと思います。そんな工事に携わることができたことを誇りに思っています。
その後、佐伯建設では1999年に「湯の岳庵」「天井桟敷」「鍵屋」なども施工させていただき、現在でも維持修繕工事を中心にお手伝いさせて頂いております。リフォーム事業部の明田社員にも話を聞いてみたいと思います。
Q.明田さんは2004年より亀の井別荘の維持修繕工事に当方で確認できるだけでも延べ20回近く担当されていますね。
はい。田原部長をはじめ、佐伯建設が施工させていただいた亀の井別荘を少しでも長く、快適にご利用いただけるようお手伝いさせていただいております。お引渡しから本館は20年近く経っていますし、きちんと正しいメンテナンスをされることが、大切になってきますね。
Q.やはり建物はお引渡しした後からが本番といいますか、建設会社として末永いお付き合いが重要な意味合いをもってくるのですね。
そのとおりだと思います。どんなに素晴らしい建築を建てさせていただいても、お引渡し後の維持修繕やメンテナンスをお手伝いできなければ、残念なものです。私が担当させていただいていた修繕工事が、亀の井別荘さんの、ひいては宿泊されるお客様のご満足つながれば、これほど嬉しいことはありません。
どんなに些細なことでも、ご相談いただければ、これからも誠心誠意で対応させていただこうと思います。
この記事をご覧の皆様も、是非一度、亀の井別荘に宿泊し、建築の趣や、温かいおもてなしを 体感されることをオススメします。